人生にゲームをプラスするメディア

GBAで『キングダムハーツ』を手掛けたワケ、会社の方向性も固まった重要タイトル ― ジュピター訪問記(3)

『ピクロス』シリーズで知られ、数多くの『ピンボール』ゲームを開発。ポケットピカチュウやポケモンミニソフトなども制作し、近年は『すばらしきこのせかい』など大型タイトルも手掛けたゲーム制作会社ジュピター。最近では3DS向けに『ピクロスe』を自社で販売しています。

その他 全般
『ピクロス』シリーズで知られ、数多くの『ピンボール』ゲームを開発。ポケットピカチュウやポケモンミニソフトなども制作し、近年は『すばらしきこのせかい』など大型タイトルも手掛けたゲーム制作会社ジュピター。最近では3DS向けに『ピクロスe』を自社で販売しています。

今回インサイドでは京都にあるジュピターにお伺いし、中山社長や開発スタッフにお話を伺いました。

第3回はゲームボーイアドバンスやニンテンドーDS向けタイトルの話について訊きます。

―――『キングダムハーツ』をGBAで開発することになったキッカケは?
中山:丁度その頃、RPGと呼ばれるジャンルが業界でも大きく言われた時期でした。何とか社内でもノウハウを溜めていきたいと思っていまして、その頃スクウェア・エニックスの橋本様と知り合うきっかけがあり、『キングダムハーツ チェイン・オブ・メモリーズ』を手掛けることになりました。
(橋本真司:スクウェア・エニックス・ホールディングス専務執行役員。スクウェア・エニックス第1制作部コーポレート・エグゼクティブ)

―――どんなキッカケだったのですか?
中山:『キングダムハーツ』の前に、『ディズニースポーツ:モトクロス』(発売:コナミ)を制作したんです。当時スクウェアさんとディズニーさんは同じビルにあり、「GBAで『キングダムハーツ』でやるんだけど、企画コンペに出てみませんか?」とディズニー担当の方にお話を頂きまして。「新しいことに挑戦したい」と思っていたので、ここで企画書を出して通ったのが『キングダムハーツ チェイン・オブ・メモリーズ』です。

―――GBAなのにCGムービーが挿入されたり、宇多田ヒカルの主題歌が流れたり衝撃的なソフトでした
中山:ROMすごい容量でしたね(笑)
その流れでスクウェアさんとディズニーさんと仲良くなり、任天堂さんとのお仕事もやりつつ「ジュピターはテレビゲームというジャンルというよりは、携帯ゲーム機にポジションを置こう」ということがより明確になりました。

―――GBAからDSに世代交代してから携帯ゲーム機向けタイトルが増えたのも納得です
中山:DSと言えば、新しいIPを出したいという話をディズニーさんから頂き、『スペクトロブス』(発売:ブエナビスタゲーム)を最初の立ち上げから制作しました。
実際にロサンゼルスまで行き、現地のスタッフと話し合い、ディズニーさんの洗礼を受けながら勉強させていただきました。
一方、スクウェア・エニックスさんの『すばらしきこのせかい』を開発する話も出てきまして、ここで人手が足りない状況になってしまいました。
両方とも大作だったので非常に時間がかかってしまい、完成までに2年~3年を費やしました。

(次回に続きます)

次回は最新作となる『ピクロスe』についてのお話をお届けします。
《》

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 『ファイアーエムブレム 万紫千紅』発売前に予習を!『風花雪月』から『エンゲージ』まで今こそ遊びたい名作&スピンオフ5選【特集】

    『ファイアーエムブレム 万紫千紅』発売前に予習を!『風花雪月』から『エンゲージ』まで今こそ遊びたい名作&スピンオフ5選【特集】

  2. 「映画ちいかわ」入場者特典第3弾は「セイレーン」のプルバックカー!うさぎ、ハチワレらを背中に乗せた全3種が配布―猛スピードにちいかわ涙目な公式アートも

    「映画ちいかわ」入場者特典第3弾は「セイレーン」のプルバックカー!うさぎ、ハチワレらを背中に乗せた全3種が配布―猛スピードにちいかわ涙目な公式アートも

  3. 本田翼、山田涼介も参加した第9回「CRカップ」順位結果まとめ!インフルエンサーの祭典で頂点に輝いたのは…?

    本田翼、山田涼介も参加した第9回「CRカップ」順位結果まとめ!インフルエンサーの祭典で頂点に輝いたのは…?

  4. 【特集】 我、台湾で二郎系ラーメンを欲す!日本を離れてもあの背徳の一杯が恋しいすべての人へ贈る台北のおすすめ4店

  5. 約9年の歴史に幕!「実物大ユニコーンガンダム立像」が8月31日に展示終了、ラスト10日間のフィナーレ企画が始動へ

  6. マクドナルドの次回ハッピーセットがヤバそう…!「パペットスンスン」「パンどろぼう」『ポケモン』の登場を示唆

  7. ちいかわ映画化決定!“セイレーン編(島編)”をテーマにした「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」2026年夏公開

  8. 吉野家の新メニュー「金目鯛の煮付け」に、実質ちいかわコラボと沸くファンたち―「ぜったい狙っただろ!」「映画公開のタイミングで妙だな?」

アクセスランキングをもっと見る