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【レビュー】非売品なのが惜しい、スピード感満載のレースゲーム『エキサイト猛マシン』

クラブニンテンドーの景品として用意された新作Wiiソフト『エキサイト猛マシン』のプレイレビューをお届けします。

任天堂 Wii
クラブニンテンドーの景品として用意された新作Wiiソフト『エキサイト猛マシン』のプレイレビューをお届けします。

■『エキサイト猛マシン』とは?
Wii発売初期に発売された『エキサイト トラック』の続編となる『エキサイト猛マシン』は、カブトムシ、カエル、テントウムシ、バッタ、カマキリなど、昆虫デザインのマシンを操作して遊ぶレースゲーム。基本的には前作『エキサイト トラック』を踏襲しつつ、新たにWi-Fi対戦対応となりました。

前作がトラックのレースゲームならば、本作は昆虫のレースゲームと言う訳です。ただ生きている昆虫ではなく、ちゃんとしたカーマシンなので生々しさなどはありません。マシンは「ウェイト」「グリップ」「ターボスタミナ」「ターボパワー」の4種にパラメーターが割り振られ、個性を出しています。『マリオカート』で言う、軽量級、中量級、重量級といったイメージを想像してもらえるとわかりやすいかなと思います。

■ゲームシステム
レースゲームなので1位を目指すのが基本ですが、本作ではさらに★を集める要素もあります。ゲーム中、ドリフトやジャンプ、エアスピンを決めたりした際に★が貰えます。これをゴールするまで規定数超えているとコースクリア。コースクリアだけでなく、★の数を集めるのも忘れないようにするのが本作独自のルールです。

また、『エキサイト猛マシン』ではスタート直後からターボを使う事が出来るのが特徴。ターボ中はスピードがものすごく加速しますが、TEMPメーターが上昇。オーバーヒートになってしまうとしばらくターボが使えなくなってしまいます。使いすぎ注意。

壁などにものすごい勢いでぶつかるとクラッシュ。Wiiリモコンを素早く振ることで復帰します。もちろんタイムロスになるので、なるべくクラッシュしないように注意する必要があります。
(ちなみにクラッシュした際にも★を入手可能です)

コース上にある「アイテムボックス」をゲットすると、ライバルを攻撃したり、★を得るミニゲームがスタートしたりします。「?」マークの「トリガーアイテム」を取ると、地形を変化したモーフアタックや、リンクが出現(くぐると★ゲット)したりします。

■Wiiリモコンを振る「スタントアクション」
コース上にはカラフルなバーが時折あります。この近くに行くとマシンは自動的につかみ、アクロバットなスタントを決めることが出来ます。10回回転して勢いよくリリースする「レッドバー」、つかむと回転してリリースされる「イエローバー」、つかむとマシンが上に上昇していく「エレベーターバー」、マシンが上空にジャンプする「トランポリンバー」など。いずれも成功すれば★をたくさんゲット可能ですが、タイミングがうまくあわないとタイムロスになったりクラッシュしたりします。コツをつかむまで少々慣れが必要ですね。

■リプレイデータとゴーストデータ
レース終了後、リプレイデータやゴーストデータを保存することが出来ます。自分のWii本体に保存するだけでなく、友達に送ることも可能。『エキサイト猛マシン』のフレンドコードではなく、Wii本体番号を利用しての送信となるため、予めWii本体番号を登録してもらう必要があります。
(保存数はリプレイとゴーストあわせて最大20個まで)

■Wi-Fi対戦
最大6人対戦が可能ですが、日本ではクラブニンテンドーの景品でしか手に入らない、海外版は2009年に発売と言う事で、マッチング率はやや低め。ゼロではありませんが、2~3人が殆どでした。

■面白いけど、時期を逃した名作
元々2009年発売されたWiiソフトと言う事で、2011年にプレイするには少々遅い感は否めません。とはいえ、レースゲームとしては純粋に面白く仕上がっています。なので海外版と同時期に日本でも発売して欲しかった。

日本ではこのような昆虫デザイン押しのゲームは地味な印象を与え、話題にならず埋もれていってしまうでしょう。しかしマシンデザインを抜いてみれば、良く出来たレースゲーム。とりあえず無難なカブトムシを使って遊べば気にならないと思います。

日本では発売が見送られ、今回クラブニンテンドーの景品として日の目を見ることになった『エキサイト猛マシン』。引き換えポイントは1000と決してお手軽ではありません。年度末でポイントが無くなってしまう、ポイントの使い道が無い、なんて人は迷わず引き換えて遊んで欲しいですね。

『エキサイト猛マシン』は、クラブニンテンドーにて1000ポイントで引き換えられます。

(C)2009 Nintendo
《》
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