―――今作では可愛い女性キャラクターも作れると日本のゲーマーから好評な意見もあったのですが、実際のキャラクター作成画面ではどれくらいのバリエーションが用意されているのでしょうか。
フィリップス氏: バリエーションは現実世界にいる女性と同じくらいです(笑)。パーツの組み合わせによってほぼ無限大に自分の理想にあったキャラクターを作ってもらえると思います。
―――展示されているデモでメニュー画面にCo-opモードの存在が確認できたのですが、それについて教えてください。
フィリップス氏: Co-opモードではキャンペーンの最初から最後まで、すべてのミッションを協力して遊ぶことができます。またフレンドのゲームに途中参加したり、その逆も可能です。協力プレイの二人が同じミッションや同じ画面上にいる必要はなく、別々にプレイを進めたり、あるいは自分が既にクリアしたミッションをヘルプしたりといった遊び方もできます。
―――Co-opモードはオンライン専用ですか?
フィリップス氏: Co-opモードはオンラインまたはLANを使ってプレイ可能です。
―――Co-opモード以外に、対戦型のマルチプレイは用意していませんか?
フィリップス氏: 対戦型のマルチプレイは採用していません。その代わりにCo-opモードの内容を特に充実させており、二人で「キャット&マウス」というビークルをつかった追いかけっこのような遊び方も用意しています。
―――今作に登場する乗り物の種類はどれくらい存在するのでしょうか。
フィリップス氏: ビークルのタイプはおそらく70種類以上で、通常の車やSUVをはじめ、オートバイ、ボート、ジェットスキー、ヘリコプター、戦車、ジェットなどが登場します。
―――今作では様々な衣装やパーツが用意され、お店で購入して着替えることができるようですが、それらの種類はどれくらい存在するのでしょうか。
フィリップス氏: 数はわかりません(笑)。余りにも多すぎるからです。最初から収録されているもの、DLCも含め、数え切れないくらい。ちなみに衣装は男性用と女性用がありますが、性別関係なく着用が可能で、女装もできますよ。
―――登場武器については何か注目する部分はあるでしょうか。
フィリップス氏: デモでも見ていただけるように本当にユニークな武器が多数登場します。例えば「リーパードローン」という武器は上空を飛ぶ兵器で町中にロケットを発射することができます。他にも各種近接武器を取り揃えており、すべての武器はプレイヤーがアップグレードすることが可能で、グレネードを発射できたり、火炎が付加されたり、リロードなしで連射できたり、アーマー貫通といった能力を追加できます。
―――次はキャンペーンに関してなのですが、トレイラーなどで公開されているメインキャンペーンの他にあるサイドミッションについて何か教えてください。
フィリップス氏: サイドミッションやアクティビティもたくさんありますよ。例えば詐欺ミッションや破壊ミッション、戦車を使ったものもあります。リアリティショー「天才ゲンキ博士の超絶有頂天倫理委員会」に参加することもできますし、車の屋根から屋根へと飛び移る「ビークルサーフィン」、次から次へと大量に押し寄せる敵を倒し続ける「サバイバル」なども存在します。
―――前作にあったチートや裏技も用意されていますか?
フィリップス氏: 今作でもチートやそれに似たものを用意しています。例えば街の人々をすべてゾンビに変えてしまうもの、プレイヤーが無敵になるもの、特定の武器が手に入るものなど、ゲームの進行を気にしないでそういった遊び方も可能です。
―――海外向けに無料キャラクラーエディタ“Initiation Station”が発表されていますが、それについて教えてください。
フィリップス氏: “Initiation Station”では11月のゲーム発売前にツールをダウンロードしてプレイヤーが好きなキャラクターを作成することができます。作成したデータはXbox LIVEやPlayStation Networkにアップロードしておき、『Saints Row: The Third』の発売後にそれらをダウンロードしてすぐにゲームを開始することができます。
―――ゲームに登場するゲンキ博士はどうような経緯で登場することになったのでしょうか。他にも日本から影響を受けた要素があれば教えてください。
フィリップス氏: 以前開発者に日本で英語の教師をしていた人物がおり、彼のアイデアで、今作では日本風のテレビ番組に参加して点数を稼ぐといった要素を取り入れることにしました。「ゲンキ」というネーミングも彼の影響でいつの間にか決まっていたんです。
それ以外では、最新の「Deckers Die」のトレイラーを見ていただいと思いますが、デッカーズのリーダーであるマット・ミラーは仮想空間上で巨大なドラゴンのようなアバターに変身します。それは『ファイナルファンタジー』のバハムートタイプのキャラクターを基にしているのが分かるはずです。
―――これまでのトレイラーでは飛行機からのスカイダイビングバトル、メキシコギャングとのプロレスバトル、デッカーズとのバーチャルバトルなど型破りでおバカなゲームプレイが披露されてきましたが、それよりもさらにおバカな要素はまだ存在するのでしょうか。
フィリップス氏: まだお見せしていない要素はたくさんあるのですが、実際にゲームを買ってプレイした際のサプライズも必要ですし、公開するタイミングもあるので今この場でお話することはできません。しかし、実はまだ未公開の大掛かりなミッションが3つ残されています。それら3つのおバカさ加減、クレイジーさはこれまでの全てを上回るものです。また、それらのミッション以外にも、ゲームをプレイして初めて分かる要素もたくさんあるので期待してください。
『セインツロウ ザ・サード』は、PlayStation 3とXbox 360で海外とほぼ同時となる2011年11月17日に国内リリース予定です。
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