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【TGS 2011】良いゲームには良い音楽の記憶が・・・『シアトリズム ファイナルファンタジー』のプロデューサーに聞く

スクウェア・エニックスがニンテンドー3DS向けに開発を進めている『THEATRHYTHM FINAL FANTASY』(シアトリズム ファイナルファンタジー)は、来年で25周年を迎える「ファイナルファンタジー」シリーズの人気楽曲を多数収録したリズムゲームです。

任天堂 3DS
 
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スクウェア・エニックスがニンテンドー3DS向けに開発を進めている『THEATRHYTHM FINAL FANTASY』(シアトリズム ファイナルファンタジー)は、来年で25周年を迎える「ファイナルファンタジー」シリーズの人気楽曲を多数収録したリズムゲームです。インサイドでは本作のプロデューサーである間 一朗氏にお話を伺いました。

―――これまでに関わってきたタイトルを教えて下さい

ゲームタイトルとして関わったのは今回が2作目で、前回は『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』を担当しました。それ以前は映像作品の「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート」やグッズなどの開発に携わっていました。スクウェア・エニックスには長年在籍していますが、ゲーム開発という意味では2本目になります。

―――「ファイナルファンタジー」のリズムゲームを作るきっかけというのは

自分が「ファイナルファンタジー」が好きで、好きなシーンを思い浮かべるとその場面の曲が思い浮かぶ事が多いんですよね。自分がそうなら、きっと多くの人もそうだろうというかなり単純な話で、「ファイナルファンタジー」の楽曲を使ったリズムゲームを作れば沢山の人に喜ばれるんじゃないかなと。それがきっかけですね。

―――プラットフォームに3DSを選んだ理由は

実はこのタイトルの構想は5、6年前から野村(本作のクリエイティブプロデューサー野村哲也)と話をしていたものなんです。当時はニンテンドーDSでやりたいと考えていたのですが、容量の関係で、綺麗な映像を流しながら質のいい音楽を流すというのは難しかったんです。それで3DSの話があって、「これならできる」ということで実際の開発が始まりました。

―――来年はちょうど25周年の節目に当たります

そうですね。有難い事に北瀬、田中、河津からはお墨付きをもらったので、自分達としては「25周年記念作品」のつもりで作ってます(笑)。

―――これまでFFのサウンドに関わってこられた方々も今回協力されているんでしょうか?

そうですね。サウンドのチームとは全面的に一緒にやっています。また、イベントミュージックステージの背景に流れるムービーの編集はビジュアルワークスが制作していますし、 今までFFに関わってきた色々な人やチームに手伝って貰いながら開発を進めています。

―――収録曲数は?

だいたい50曲以上にはなる予定です。

―――曲の選定は難しかったのではないでしょうか

選曲は一番悩ましい部分でしたね。「あれが入ってない」とがっかりしてもらいたくないので。これは自分だけで判断できる部分を超えていたので、SQUARE ENIX MEMBERSの会員の皆様に「好きな楽曲を教えてください」というようなアンケートを『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』の際に取っていたので、それをかなり参考にしながら决めましたね。

―――ゲームではプレイヤーのリズムに合わせて背景でキャラクターが動いたり、戦闘が行われたりインタラクティブな仕掛けが面白いですね

リズムゲームといっても「ファイナルファンタジー」ですので、そうしたインタラクティブな要素は必要だと思っていました。キャラクターやモンスターは野村が監修しながら過去の作品から描き起こしています。絵で見ても楽しめるように作りました。召喚獣のオーディーンがモンスターを斬った後に戻るところが最高なんです。戻る所をチェックしてみてください、戻るところを(笑)。

―――キャラクターの編成や成長といった要素があるそうですね

リズムゲームなので、凄くストイックに遊ぶ事はもちろんできます。スコアを競ったり、ミス無しを狙ったり、ぴったりのタイミング(本作では"クリティカル")でクリアしていく、などやり込み方向で行こうとすると幾らでも突き詰められます。ただ、「ファイナルファンタジー」の音楽は好きだけどもリズムゲームは苦手という方も当然おられると思います。そうした方でも楽しめるようなアビリティやアイテムなどのお助け要素であり、長く楽しんで頂ける要素を入れています。

―――発売時期はいつ頃になりそうでしょうか?

今冬とさせていただいております。暖かくなる前には皆さんの手元にお届けできると思います。

―――それでは最後に読者の皆さんにメッセージをください。

とにかく、自分で遊んでいて、めちゃくちゃく面白いゲームになっています。皆さんにも楽しんで貰える自信がありますので、是非楽しみにしていて下さい。
《土本学》
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