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【FINETECH JAPAN 2011】iPhoneやiPadを3D化する

 東京ビッグサイトにて開催中の「ファインテック ジャパン」。ここでは、ユニークなディスプレイとして、裸眼3D製品とフレキシブルな高輝度LED製品について取り上げてみよう。

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ニューサイトジャパンのブース。左は世界最大の70インチ裸眼3Dディスプレイ。右は主力製品の42インチ裸眼3Dディスプレイ。同社の「マジックビュー」と同時に展示 ニューサイトジャパンのブース。左は世界最大の70インチ裸眼3Dディスプレイ。右は主力製品の42インチ裸眼3Dディスプレイ。同社の「マジックビュー」と同時に展示
  • ニューサイトジャパンのブース。左は世界最大の70インチ裸眼3Dディスプレイ。右は主力製品の42インチ裸眼3Dディスプレイ。同社の「マジックビュー」と同時に展示 ニューサイトジャパンのブース。左は世界最大の70インチ裸眼3Dディスプレイ。右は主力製品の42インチ裸眼3Dディスプレイ。同社の「マジックビュー」と同時に展示
  • 日本の復興を願って、”頑張ろう!日本”というコンテンツも流す 日本の復興を願って、”頑張ろう!日本”というコンテンツも流す
  • 3D変換フィルムをiPhone3G/3GSに張り付けて、3D立体コンテンツを視聴できる 3D変換フィルムをiPhone3G/3GSに張り付けて、3D立体コンテンツを視聴できる
  • iPad用の3D変換フィルム iPad用の3D変換フィルム
  • シップスのブース。高輝度LEDをアレイ状にしたフレキシブルディスプレイを展示 シップスのブース。高輝度LEDをアレイ状にしたフレキシブルディスプレイを展示
  • ディスプレイに文字を描くことも可能。PCまたはSDカードスロット付きの組込み基板から制御できる ディスプレイに文字を描くことも可能。PCまたはSDカードスロット付きの組込み基板から制御できる
 東京ビッグサイトにて開催中の「ファインテック ジャパン」。ここでは、ユニークなディスプレイとして、裸眼3D製品とフレキシブルな高輝度LED製品について取り上げてみよう。

 最近になって、携帯電話にも3D表示機能が実装されるようになったが、まだまだ定着しているとはいえない状況だ。ニューサイトジャパンは、世界最大の70インチ裸眼3Dディスプレイを開発した、この道のパイオニアだ。「ディスプレイのほうに、あらかじめ“パララックスバリア”という3Dメガネをかけさせているんです。だから皆さんはメガネをかける必要がなくなりました」と解説するのは、同社代表取締役の神田清人氏だ。

 ニューサイトジャパンでは、ディスプレイの前に特殊なフィルターを置くことで、右目と左目に異なる視野の映像を提示する「パララックスバリア方式」を採用することで、裸眼3D立体表示を実現した。実際には視野角を120度に広げ、立体表示を滑らかにするために8種類の映像が見えるようになっている。見る人の立ち位置によって、この8枚のうち必要となる2種類(右目用と左目用)の映像が利用される。この2種類の映像が2視差用の映像になるわけだ。

 同社のブースでは、さまざまな3D製品のラインアップが紹介されていた。たとえば、昨年に引き続き、世界最大をウリに出展していた70インチ裸眼3Dディスプレイ。「実は今年は82インチにパワーアップした製品を展示する予定だった」と神田氏。「東北大震災の影響で岩手の協力組立工場が倒壊し、出展できなくなってしまった。その代わり日本の復興を願って、“頑張ろう! 日本”というコンテンツを突貫工事でつくってもらいました。皆さん、稼いで税金を払いましょう! 赤字国債を埋めるべく、東北に資金を回しましょう! 税金を払う前に経営者が寄付をすれば、優遇税制が得られますよ」と来場者に語りかけた。

 またiPhone3G/3GS およびiPad(第一世代)用の3D立体表示特殊フィルムも展示されていた。液晶ディスプレイ上に、保護シートと同様の要領で張り付けるだけで、3D立体表示を楽しめるようになる。iTunesと同期をとることによって、変換済みの3D写真や3Dビデオをそれぞれのデバイス上で裸眼のまま再生することが可能だ。そのほかにも裸眼3Dテレビ用に2視差コンテンツを表示可能な 「マジックビュー」や、 2D→3D変換機能を内蔵した10.2インチ裸眼3Dメディアフレームなども展示していた。

 またLED照明の製造販売を行うシップスは、フレキシブルディスプレイを展示。これは、高輝度LEDをアレイ状にして、ビニールでつなげることでフレキシブルな形状に対応できるもの。フレキシブル・プリント基板を採用し、通常のLEDディスプレイでは設置できないようなR面でも、曲げながらフィットさせることが可能となる。完全オーダーメイド製だが、標準仕様では全体サイズが920×920mm(全484個のLED)で、LEDチップサイズ5×5mm、チップピッチ40mmになっている。基本的に屋内設置だが、防水加工の調整も行えるという。人感センサへの応用や、SDカードにデータを保存したり、PCで制御したりすることで(LAN制御)、任意の文字を流して広告塔にすることも可能だ。

【FINETECH JAPAN 2011(Vol.8)】iPhoneやiPad向け3Dフィルムや裸眼3Dディスプレイなど……ニューサイトジャパン

《井上猛雄@RBB TODAY》
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