人生にゲームをプラスするメディア

モスク射撃ゲームがオーストリアで禁止に「全くのナンセンスで受け入れがたい」

オーストリア政府は宗教を中傷するFlashゲームを禁止するという決定を下しました。

その他 全般
モスク射撃ゲームがオーストリアで禁止に「全くのナンセンスで受け入れがたい」
  • モスク射撃ゲームがオーストリアで禁止に「全くのナンセンスで受け入れがたい」
オーストリア政府は宗教を中傷するFlashゲームを禁止するという決定を下しました。



オーストリア政府はFlashゲーム『Moschee Baba』を禁止すると発表しました。同作は極右政党である自由党が配布したもので、「バイバイ、モスク」の意。モスクやイスラム教徒を狙い撃つという過激な内容となっています。

これまではゲーム終了後に「シュタイアーをモスクやミナレットでいっぱいにしないために9月26日はDr. Gerhard Kurzmannと自由党に投票してください」というメッセージが表示されていたとのこと。現在はプレイ不可能となっていますが、「親愛なる訪問客へ。我々の敵の政治的影響力により、ゲームは法の下で禁止されることとなりました」との一文が画面に現れます。

オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領はゲームを「全くのナンセンス」であると評価。現地を訪れていた潘基文 国連事務総長も「全く受け入れがたい」と語ったとのことです。

しかしゲームはオーストリアのネオナチのサイトに再掲載されてしまい、これに憤慨したトルコの「Black Peace」が自由党に関連するプロバイダにサイバー攻撃を行いモスクのイメージをアップロードするなどの騒ぎになっているそうです。

オーストリアのイスラム系コミュニティ「Islamic Community in Austria」の代表者であるAnas Shakfeh氏はゲームに関し「宗教に対するこの憎悪は反駁もできないし、受け入れられもしない」とコメントしています。

人を楽しませるはずのゲームが人を傷つけてしまうという、ゲームの影響力が悪用された悲しい事件といえるでしょう。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 「ガンダム ジークアクス」漫画家・羽海野チカ先生による「ララァ」のファンアートが素敵…「はじめて好きになった アニメの中の美しい女の子」と思い語る

    「ガンダム ジークアクス」漫画家・羽海野チカ先生による「ララァ」のファンアートが素敵…「はじめて好きになった アニメの中の美しい女の子」と思い語る

  2. 「ガンダム ジークアクス」第9話担当アニメーターから「ララァ」のファンアート続々!少女たちと抱き合う姿はどこか艶かしい

    「ガンダム ジークアクス」第9話担当アニメーターから「ララァ」のファンアート続々!少女たちと抱き合う姿はどこか艶かしい

  3. 「シャロンの薔薇」の正体に衝撃!羽海野チカ先生による「ララァ」ファンアートも美しい…「ガンダム ジークアクス」第9話で活躍したメカ・キャラたちを一挙紹介

    「シャロンの薔薇」の正体に衝撃!羽海野チカ先生による「ララァ」ファンアートも美しい…「ガンダム ジークアクス」第9話で活躍したメカ・キャラたちを一挙紹介

  4. 「ガンダム ジークアクス」アニメーター陣による「シイコ」の特別イラストに阿鼻叫喚…「人の心!」「あの後にコレはきつい」

  5. アニメ「星のカービィ」の“不適切表現”に公式が注意喚起―ファンからは「今だと炎上しそう」「むしろ当時もアウト」

  6. 【コスプレ】こんなに可愛い鮫になら食べられたい!中国レイヤーSharksameは大のゲーム好き【写真29枚】

  7. 海外カプコンが実際に動作するファミコン版『わんぱくダック夢物語』の黄金カートリッジを限定150本で配布

  8. 自由度の高さが魅力な生活系ゲーム5選!大人気の『ファンタジーライフi』や和風な世界観になった「ルーンファクトリー」最新作など

  9. 「ガンダム ジークアクス」漫画家・未幡先生による「ドゥー・ムラサメ」のファンアートが平和…「優しい世界」「こうなってほしかった未来」

アクセスランキングをもっと見る