人生にゲームをプラスするメディア

「ゲーム機はインドで根付かないかもしれないが、策はある」 ― 英BBC

ゲーム機という文化はインド市場では受け入れられがたいもののようです。英BBCはインドのゲーム市場の特殊性に関して報じています。

その他 全般
ゲーム機という文化はインド市場では受け入れられがたいもののようです。英BBCはインドのゲーム市場の特殊性に関して報じています。

インドのメディアグループUTVは傘下の英イグニッション・エンターテイメントと共に『El Shaddai ASCENSION OF THE METATRON』で家庭用ゲーム機の世界へと勝負をかけています。

同作はプロデューサーに『大神』『ゴッドハンド』の木村雅人氏、ディレクター及びキャラクターデザイナーに『デビル メイ クライ』を手がけた竹安佐和記氏が参加していることでも話題となっています。

UTVのチェアマンであるRonnie Screwvala氏によれば同作は7500万ポンド(約102億円)をかけた超大作とのことですが、氏は同時にインド市場の特殊性に関しても語っています。

「インドにはビデオゲームをする習慣が根付いていません。それはインドの人々がコンテンツに対してお金を払わないことを意味します。人々は安い値段で海賊版を手に入れることに慣れており、これを変えるには一晩では無理でしょう」

インドでのゲーム開発が立ち後れていることはここに原因があるそうですが、インド市場にゲーム自体が根付かないかというとそうでもないようです。

「モバイルやオンラインゲームであれば、インドはゲーマーの国になる可能性を秘めています。しかし家庭用ゲームはゲーム機が必要となるので、これはアクセスポイントのようにはいきません。多人数参加型(MMO)的なコンセプトは多くの人々を賭博のように引きつけるフックがあり、インドにゲームを根付かせる方法となるでしょう」

次代のIT大国と目されるインドですが、ゲーム文化がないということは未開のフロンティアなのか、それとも家庭用ゲーム機市場的には見込みが薄いのか。インド市場の攻略は一筋縄ではいかないようです。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 「ガンダム ジークアクス」漫画家・羽海野チカ先生による「ララァ」のファンアートが素敵…「はじめて好きになった アニメの中の美しい女の子」と思い語る

    「ガンダム ジークアクス」漫画家・羽海野チカ先生による「ララァ」のファンアートが素敵…「はじめて好きになった アニメの中の美しい女の子」と思い語る

  2. 「シャロンの薔薇」の正体に衝撃!羽海野チカ先生による「ララァ」ファンアートも美しい…「ガンダム ジークアクス」第9話で活躍したメカ・キャラたちを一挙紹介

    「シャロンの薔薇」の正体に衝撃!羽海野チカ先生による「ララァ」ファンアートも美しい…「ガンダム ジークアクス」第9話で活躍したメカ・キャラたちを一挙紹介

  3. 「ガンダム ジークアクス」第9話担当アニメーターから「ララァ」のファンアート続々!少女たちと抱き合う姿はどこか艶かしい

    「ガンダム ジークアクス」第9話担当アニメーターから「ララァ」のファンアート続々!少女たちと抱き合う姿はどこか艶かしい

  4. アニメ「星のカービィ」の“不適切表現”に公式が注意喚起―ファンからは「今だと炎上しそう」「むしろ当時もアウト」

  5. 【コスプレ】『リコリコ』『ラブライブ!』に『みなみけ』も!「acosta!」池袋に集ったアニメ美麗レイヤー6選【写真25枚】

  6. 自由度の高さが魅力な生活系ゲーム5選!大人気の『ファンタジーライフi』や和風な世界観になった「ルーンファクトリー」最新作など

  7. 『アイマス』の痛車・痛バイクがアツい!愛が溢れる11台をピックアップ【ARCChampionship 2025フォトレポ】

  8. 『モンハン』が奈良県・春日大社で開催の「究極の国宝 大鎧展」とコラボ!イラスト掲出や限定グッズ販売が実施

  9. 「ガンダム ジークアクス」漫画家・未幡先生による「ドゥー・ムラサメ」のファンアートが平和…「優しい世界」「こうなってほしかった未来」

アクセスランキングをもっと見る