| 新谷 さゆりさん(制作部) 
 担当箇所は?
 
   メッセージ                  |  | キャラクターアニメーション、リンネ・カノン・ミサイル・ジーゴ・エンマ・エイミン・武装看守・謎の豪華サロンのふたり・ここでは書けない人など担当しました。 他にモーションメンバーへのキャラの振り分け、スケジュール管理、WEB用素材・公式本素材の作成など。まさかパスで絵を描く羽目になるとは…。
 このタイトルの前までは金属っぽい方々の殴る蹴るばかり作っていたので、可愛いキャラクターが担当できて嬉しかったです。
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                     |  | 実は一番気に入ったシーンなら、モチロン!エンディングの最後なんですが、 さすがにそれをここでお見せするわけにもいかないですし・・・。
 
 「EDのシナリオアップしました!」
 「えーっと…今回EDは『既存アニメーションの使い回しで作る』っておっしゃってましたよね?なんですかこの“新規アニメーション”は」
 「まあまあ、ユーザーの皆さんも色々見たいじゃないですか」
 「新規アニメーションできましたッ!」
 「あ、EDのシナリオ修正しました」
 「はい?なんですかこの“追加アニメーション”は」
 「やー、やっぱりこの人たちは出さないとね」
 「追加アニメーションできましたッッ!」
 「あ、EDのシナリオ追加しました」
 「はいぃ!?」
 「EDですからね、このシーン見せたいじゃないですか」
 「…いつまでに作れば間に合うか、プログラマーさんに聞いてきます…」
 結局、EDアニメーションが揃ったのはプログラム〆切りの○日前だったという・・・。そんなこんなでできたエンディングは、ぜひ皆さんご自身の目で直接確かめていただきたく思います。
 
 一番早い時期から参加していた行きがかり上、モーションセクションのメインとなり、ここにこうして文章を書く機会をいただいたワケですが、他のメンバーの技量のおかげで、とても楽して職務を遂行できたことをお伝えしないわけにはいきません。
 
 ・カッコイイポーズで切れのある動きを魅せてくれ、度重なる巧さんの調整依頼に辛抱強く応えてくれた結果、DS史上に燦然と輝くキャラと言っても過言ではないカバネラ警部やテンテコの舞を作ってくれたKさん。
 
 ・ジョードさんやリンジュー刑事などの実直なキャラを黙々と作っているかと思えば、イキナリお茶目なモーションをも披露してくれた黒一点のKくん。
 
 ・法務大臣やビラ配りのような忙しないキャラや、根性ある小動物などに持ち味の可愛らしい雰囲気を加味してくれたおかげで、エキセントリックな中にもどこか憎めない雰囲気をかもしだしてくれたMさん。
 
 背景やモデル作成の方々も含むみんなで、この世界のグラフィックが生まれました。自分以外の誰かが作ったモーションが実機上で見られる瞬間、とても楽しかったです。(自分のはとうに見飽きているので)
 
 キャラの演技は作成に入る前に巧さんと綿密な打ち合わせをするのですが、時には身体を張ってご自身で演技してくださることもありました。とても女の子らしいリンネさんの演技指導するお姿、輝いてましたよ!
 
 
 第1回開発後記で企画の山川くんが、仕様変更に対してグラフィック側がにこやかに対応した、と書いておりましたが。
 
 「各キャラの立ち位置企画書です。」
 「モーションできたので送っておきました!」
 「あ、位置修正しました。」
 「分かった、送り直しておくね!」
 (何だとコラ、アレで決定言うたやんけ!)
 
 と、心の中の修羅を菩薩の顔で隠す、ベテランになるとそんな術も身につけているのですよ。(二ツコリ)。
 
 もうひとつ、同じく山川くんの書いた「塩宇宙」 で思い出しました。「カバネラのスパゲティ」と書こうとして「カバネラスのパゲティ」って書いちゃった、てのもありましたね。更に調子に乗って、ダビラ対カバネラス(この夏公開!○宝特撮)ってので盛り上がりました。
 
 ・・・みんな仕事のしすぎでハイになってたからなー。
 |        |  |                                                 |  |                    | 謎の豪華サロン ここで紹介させていただくのは物語の始めの方、謎の豪華サロンのシーンです。
 スクリーンの方を向くシス司令官がヒジをすべらせるところなのですが、
 丁度スクリーンに注目しているせいで、どれだけの方が気づいてくださったやら。
 自分で作っといてなんですが、私も初見チェックでは見逃しました(笑)。
 食べてるブドウがなにげに減らないのもミドコロです!(そうでもない)
 
 今回のゲームは基本的に巧さんの演出で動きを作っていたのですが、上にあげたような細かいネタをコッソリ仕込んで、チェックの時に「おお!」と言ってもらった時に、背後でニヤリとほくそ笑むのが楽しかったです。また、キャラクターの動きで心情を表わしたくて、上がってきたシナリオを何度も読み返していたので、“一番シナリオに詳しい(笑)”称号をいただいた時期もありました。それが上手く表現できていれば幸いです。
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