ファンの希望に応えて鋭意開発中の『デッドライジング2』が「E3 2010」ではプレイアブル出展、じっくり遊べる時間があったのでさっそくの感想をお伝えします。
デモは物語からの再開プレイで、主人公のChack Greene(チャック・グリーン)の娘がゾンビ・ウィルスに感染し、薬を必要としている場面からスタート。彼はボロボロの車修理所に留まっていて、そろそろ効き目が無くなりかけているので、危険ながらゾンビが集団で待ち受けている街の中へ進まなければならない状況におかれていました。
ゲームシステムが変わったことが初回から見えました。前作では武器を直接連携させることが出来ないところ、今作ではボタンひとつでアイテムが拾え、ベンチで融合させることが出来ます。カヌーのパドルにチェインソーをつけて街中を血みどろに染められる武器まで作れ、ゾンビの撲殺法に無限に可能性が広がる気がしました。
いざプレイすると、スクリーンには20以上のゾンビが同時に表示され、かなりの処理能力を必要としているな、とふと思いました。少しぎこちない操作でしたが、意図的に動きを鈍くしてチャレンジを立てている印象でした。
アタックは2つに別れ、敵がどれほど迫っているかによって異なっているように見えました。少しリーチが離れているときは、釘バットを思いっきりスイングできますが、記者の下手な操作か、命中しないことが多く、ゾンビは近づいてばかりでした。しかし、ゾンビが正面まで来ると、接近戦で繰り返されるモーションで一撃悩殺されます。ただ、バットのスイングに比べて一匹ずつしかゾンビが殺せないため、あっという間に囲まれる場合もありました。武器の使い分けがきっと大きな戦略性を生み出すことを感じました。
ゲームの構成として、目的ベースに進められます。デモの場合、探していた薬があるはずのところに無かったため、一度修理上まで戻り、その後ゾンビによって荒らされたエリアから探すことが新しい目標になりました。すこしずつのプレイでストーリーが徐々に展開する形は連続ドラマの短縮版のように、デモが終わる頃には気になることばかりで続きが待ち遠しくなりました。
デモのシングルプレイヤーモードは楽しく好印象でしたが、プレイヤーに一番嬉しいフィーチャーは新しく導入されたCo-opシステムです。オンラインのみの新要素で、2人のプレイヤーが主人公として同じステージを進む、シングルプレイとはあまり変わりませんが、アイテムと経験値が共有できることが嬉しい要素です。
なお、Xbox360限定だった前作とは引き換えに、DR2ではXbox360とPS3、そしてPCの3機種で今回は発売されます。テレビ、ゲーム、小説においてもゾンビものが多いこの頃、段々とユーザーが期待するクオリティの基準が上がっているように思われますが、『デッドライジング2』がファンの希望を満たすことが出来るか見所ですね。
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