人生にゲームをプラスするメディア

「目で遊ぶゲーム」開発される ― 安価かつ将来性あるシステム

障害を持つ人のため、「目玉で遊べるゲーム」が開発されました。

ゲームビジネス 開発
障害を持つ人のため、「目玉で遊べるゲーム」が開発されました。

英国インペリアル・カレッジ・ロンドンは眼球運動で操作するゲームを開発しました。赤外線ライトとWEBカメラを組み合わせた特製メガネをかけることで、目の動きだけでゲームを遊べるのです。

わずか25ポンド(約3500円)と安く作れることが特徴。同校のAldo Faisal博士によれば、同じような働きをする市販のシステムは27000ポンド(約383万円)するそうですから、1/1000のコストで済んでしまうことになります。

今回実験が成功したのは独自に改造を施した『ポン』のオープンソース版。
左右に動かせるラケットでボールを打ち返すという内容で、博士は「学生たちが作ったのはまったくもって単純なものですが、高価な機材を必要としないところに非常な可能性があります。将来、まばたきして電子書籍のページをめくったり、目の動きで好きな曲を聴けるようになるかも知れません」とコメントしています。

現時点では眼球一つの動きを追っていますが、研究室では両方の眼球それぞれの動きを同時に検知できるよう改良中とのこと。こうした発明で娯楽のオプションが増えていけばいいですね。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. ポケモンが現実世界と仮想世界を繋いでいく、20年目の挑戦・・・株式会社ポケモン代表取締役社長・石原恒和氏インタビュー

    ポケモンが現実世界と仮想世界を繋いでいく、20年目の挑戦・・・株式会社ポケモン代表取締役社長・石原恒和氏インタビュー

  2. 発覚!元任天堂広報H氏2度目の転職

    発覚!元任天堂広報H氏2度目の転職

  3. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

    なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  4. 任天堂、初のCSRレポートを発行―環境への取り組みも明記

  5. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  6. ポケモンUSAの社長が交代

  7. 【GDC 2014】BungieのScott Shepherd氏が語る、『Destiny』のキャラクターが出来るまで

  8. 桜井政博氏が「ムシキング」の携帯電子ゲームをデザイン

  9. 【DEVELOPER'S TALK】『ドラッグ オン ドラグーン』のスタッフが再集結!PS3とXbox360で異なる主人公を描いた『ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト』に迫る

  10. シンガポールが新しいゲームレーティング制度を導入

アクセスランキングをもっと見る