英Future PublishingはPlayStation Network上で「FirstPlay」を配信すると発表しました。「FirstPlay」は有料のデジタルマガジンで、ゲームのレビューや最新作のプレビュー、インタビューなどの内容が用意されるとのことです。Official PlayStation Magazine UKのスタッフが制作、週1エピソード更新で、価格は9ペンス(約130円)。週刊誌と比べてもかなりの割安となっています。
「FirstPlay」には幾つかのメリットがあります。ユーザー=プレイステーション系なので広告を絞り込むことができます。PlayStation Network上で配信されるので、印刷費や紙代などがかかりません。動画と連動しており、文章のみよりも分かり易い内容にできます。
現在、出版業界も不況のまっただ中にありますが、案外「FirstPlay」のようなデジタルマガジンはゲーム雑誌の選択肢の一つなのかも知れません。
ネットワーク環境が必要になりますが、ニンテンドーWi-FiステーションやPlayStation Spotでも配信すれば、自宅に環境がない人も購読できますし、店舗としてもお店に来て貰う販促になります。課金に関しては別途システムを作ることになりますが、うまくいけば店舗で支払いを受け付けることで幾ばくかの利益を出せるのではないでしょうか。
WEB系コンテンツ=無料という暗黙の了解がありますが、それはPCでの常識。これがゲーム機上で見るものであればどうでしょう。雑誌レベルのクオリティを用意できるのであれば、有料であることへの抵抗感は少ないかも知れません。「FirstPlay」では独占デモの配信なども予定されているそうですが、デモ版やDLCの先行配信といった具体的な利益があるのなら、より強力な動機付けが可能でしょう。
では、ゲーム情報は全てデジタルマガジンへと移行するのでしょうか?
総デジタル化の時代が来るとしても、それは相当に先のことになるでしょう。紙媒体は保存が容易であり、高い資料的な価値を発揮します。「FirstPlay」を例に挙げるなら、PlayStation Networkが無くなった場合バックナンバーの閲覧は難しくなりますが、紙の雑誌であればそんな問題とは無縁です。ネットワーク環境どころか電源が無くてもいつでも見られます。
また、物理的に品物が手元に残るという満足感と安心感があります。もしも同じ内容のゲーム雑誌を紙版とデジタル版の両方を用意したとして、やはり紙版の方が多く売れるでしょう。「読み物」と「番組」の違いもあります。デジタルマガジンとはいえ、動画を中心に据えるならそれは「番組」であり、それに適した内容とそうでない内容があります。例えば新作ゲーム紹介などは「番組」の方がよいでしょうが、小説やコラムなどは紙媒体で「読み物」として展開する方が違和感が少ないでしょう。
「FirstPlay」が選択肢の一つとして考慮されるとしても、ある程度の成功を収めてからのこと。ゲーム情報のこれからを占う意味でも、意義深いチャレンジなのではないでしょうか。
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