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【ゲームニュース一週間】-「リモコンを持って遊ぶ姿」、新たなゲームの代名詞

首都圏を雪が襲った今週は海外からWiiに関するニュースが集まりました。

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首都圏を雪が襲った今週は海外からWiiに関するニュースが集まりました。

人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の最新エピソードではWiiそっくりのゲーム機「Funtendo Zii」が登場。主人公一家がこれを老人ホームへ寄付しました。

ギリシャのバンド「MIKRO」は演奏にWiiリモコンを使用。
Wiiリモコンとヌンチャクで空中を叩くとドラムの音が鳴るというパフォーマンスを展開しています。

「白いボディの縦置きゲーム機で、リモコンを持ってフィジカルにプレイする姿」は、新たなビデオゲームの形として定着した感があります。それだけ特徴的な姿であり、モーションコントロールの面白さを端的に伝えるものでもあります。
ファミコン世代だと「ゲームをプレイする」ことは背中を丸めてコントローラーを持って遊ぶ姿であり、「カセットの接触が悪い時はフーフーと吹いて直す」「猫がリセットを押す」「中古ショップで買ったカセットに前の持ち主の名前が書いてある」という「あるある」がありました。
Wiiという特徴的な入力デバイスを使うゲーム機の登場と人口の拡大により、一般の人が「ゲームをプレイする」と聞いて思い浮かべる姿と「あるある」には新たなものが加わりつつあるのかも知れません。

「ザ・シンプソンズ」では「Funtendo Zii」を使ってお年寄りがゲームを楽しんでいます。
ポストモダン作家のリチャード・パワーズ氏はWiiを買ったばかりの日のことを「私の10歳の姪っ子と60歳の義理の兄は、互いにめちゃめちゃに殴り合っている。彼女が大振りの恐ろしげなパンチを放つと、老人はこれを顔で受けてひるんでしまう。拳が飛び、足が踊る。汗まみれで呼吸困難の二人は狂ったように笑う」と回想します。
どちらもビデオゲーム業界の外からの目線ですが、「リモコンを持ってプレイする姿」は世代を越えるという認識が共通している辺りが興味深いところです。

普段あまりゲームを遊ばない層が「リモコンを持ってプレイする姿」を認識しつつあり、「これは面白そうだ」となっているのが現在ではないでしょうか。
事実、北米市場では12月だけで381万台のWiiが売れており、『はじめてのWii』が101万本の大台に乗っています(NPDグループ調べ)から、新規購入者は少なくないということでしょう。

巷ではWiiの世代交代が囁かれていますが、新たなイメージとして定着しつつある「リモコンを持ってプレイする姿」が消えてしまうのも勿体ないような気がします。

せっかく「リモコンを持って遊ぶ姿」に馴染んだところに、次にゲーム屋に行った時にはそういう遊び方ができるゲーム機が消えている……というのであれば、ライト層に与える影響は少なくないのではないでしょうか。

もちろん、革新は重要です。
次世代機における「ゲームを遊ぶ姿」が、「リモコンを持って遊ぶ姿」以上に印象的かつ革新的で、ライト層の方々に「これは面白そうだ」と思って貰えるものであれば、これに越したことはありません。

任天堂の第3四半期説明会の質疑応答において岩田聡社長は「Wiiをハイデフィニション対応、高解像度対応にしただけで、新たに世界中のお客様に買っていただけるのかということについて、やっぱり私は、そのことを聞かれたら、「それだけで売れますかね?何か新しいことがいりますよ」と答えると思います。」と発言しています。
ビデオゲームという娯楽を更に広げていく上では、「何か新しいこと」が「リモコンを持って遊ぶ姿」を引き継いでいるということも、ライト層向けには重要なのかも知れません。
《水口真》
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