人生にゲームをプラスするメディア

「地獄へ堕ちろ」-『ダンテズ・インフェルノ』のCMが放映拒否される

ダンテの「神曲」をモチーフとした『ダンテズ・インフェルノ』、そのCMが放映拒否されました。

その他 全般
ダンテの「神曲」をモチーフとした『ダンテズ・インフェルノ』、そのCMが放映拒否されました。

2010年2月7日はスーパーボウルの日。アメリカンフットボールの最強チームが決定される大会だけに高い注目度を誇り、各社が趣向を凝らしたCMを放映することでも知られています。

『ダンテズ・インフェルノ』には1分43秒のCMが用意されましたが、放映拒否されてしまいました。今年のスーパーボウルを放映するCBSによると、CMの最後に出る「Go to hell」というコピーが不適切だったとのことです。

これが放映拒否された問題のバージョンです。



結局CMは30秒バージョンのものに差し替えられることになりました。
こちらが差し替え版です。



問題のコピー「Go to hell」(地獄へ赴け)は「Hell Awaits」(地獄が待ちうける)に改められています。主人公ダンテが恋人ベアトリーチェを救うために地獄に行く……という内容だけに、「Go to hell」は「地獄へ堕ちろ」「地獄へ赴け」のどちらの意味にもとれます。

CMの全体的なタッチも大きく変化しています。旧バージョンがホラー風味&グロテスクな怪物のビジュアルが満載の内容だったのに対し、新バージョンはダンテとベアトリーチェの関係に焦点を当てたマイルドなものになっているのが分かります。特に音楽は同じゲームのCMとは思えないほど異なっています。

海外の『ダンテズ・インフェルノ』のマーケティングは御難続き。E3ではバイラルマーケティング業者を使い「教会からの抗議」を演出するも、本物の教会関係者から抗議を受けています。

また、架空の教会ゲーム『Mass: We Pray』の公式サイトを立ち上げ、予約しようとすると海外版『ダンテズ・インフェルノ』の公式サイトに飛ばす(現在はこの仕掛けを削除)など、様々なバイラルマーケティングを行っていたことが明らかになっています。

今回もコピーを変えただけでなく1分以上も広告が短くなっている訳で、関係者の苦労が偲ばれます。

なおCBSは同性愛者のための出会い系サイト「Mancrunch」の広告も拒否したとのことで、スーパーボウルの影響力が伺えるのではないでしょうか。

《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

その他 アクセスランキング

  1. 「ガンダム ジークアクス」制作スタッフによる「シイコ・スガイ」の水着ファンアートが超セクシー!もちろん「坊や」も一緒

    「ガンダム ジークアクス」制作スタッフによる「シイコ・スガイ」の水着ファンアートが超セクシー!もちろん「坊や」も一緒

  2. 「ガンダム ジークアクス」泣く泣くカットされた「クライマックスシーンの大ラフ」公開に反響―「あの時のシュウジ、こんな表情してたのか」

    「ガンダム ジークアクス」泣く泣くカットされた「クライマックスシーンの大ラフ」公開に反響―「あの時のシュウジ、こんな表情してたのか」

  3. 「ガンダムベースPOP-UP名古屋」が期間限定オープン!限定カラーのガンプラ「RX-78-2」販売や、「ジークアクス」の立像を展示

    「ガンダムベースPOP-UP名古屋」が期間限定オープン!限定カラーのガンプラ「RX-78-2」販売や、「ジークアクス」の立像を展示

  4. ガンダムシリーズ新作漫画「機動戦士ガンダムエイト」冒頭34Pが無料公開―“まさかの敵”に読者驚き「マブラヴっぽい」

  5. 「ガンダム ジークアクス」スタッフによるシイコの水着ファンアートに注目集まる―本編にてカットされたシュウジの表情も話題に【週間ニュースランキング】

  6. 「ちいかわパーク」入場チケットの抽選申込がスタート!対象日はオープン初日から8月いっぱいまで

  7. 「ガンダム ジークアクス」ポップアップイベントが渋谷で開催!ガンプラやグッズ販売、限定ステッカー配布など

  8. 「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」LINEスタンプが発売!「“ある”のがいけない!」から「至る…」まで、名シーンたっぷり24種

  9. 新登場の「ギャン」はエグザベ専用機からカラーリング一転!「ガンダム ジークアクス」第10話で活躍したメカ・キャラたちを一挙紹介

アクセスランキングをもっと見る