人生にゲームをプラスするメディア

「Wiiウェアはラディカルなアイデアを実現できる」-『ロストウィンズ』の父が語る

Wiiウェア『ロストウィンズ』の父は「Wiiウェアはラディカルなアイデアを実現できる」と語ります。

任天堂 Wii
Wiiウェア『ロストウィンズ』の父は「Wiiウェアはラディカルなアイデアを実現できる」と語ります。

Frontier DevelopmentsのDavid Braben氏はダウンロードゲームの作り方について「短編小説へのアプローチにも似て、ラディカルなアイデアを実現できる。こうしたアイデアは後にひとまとめの小説にもなる」とコメント。フルプライスのゲームとは違いアイデア寄りのアプローチができるが、これを積み重ねることで更に大きな作品にできる発展的な実験場であるとの見解を明らかにしました。

『ロストウィンズ』はWiiリモコンを振って「風」を呼ぶことで物語が展開するアクションアドベンチャー。既に続編『LostWinds: Winter of the Melodias』がアナウンスされており、「後にひとまとめの小説にもなる」という発言を考慮すると更なる展開があるのかも知れません。同時にBraben氏は続編を作ることに関し「ゲームを作る機械になるという罠であり、とても簡単に陥ることができる」と警告しているのが興味深いところです。

Braben氏はWiiウェアでの経験を「非常によいもの」であり、「興味深い」と評価しますが、「人々がいつXBLAやPSN、Wiiウェアを“ゴミ捨て場”と見なすかは、本当に私を悩ませる」とダウンロードゲーム自体の質の低下も懸念しています。

新鮮なアイデアを次々作り出すことと、シリーズを育てることはどちらも大事。
ダウンロードゲームでは新鮮なアイデアが重視される傾向にありますが、Braben氏の発言はさらなる未来を見据えてのもののようであり、そこにはダウンロードゲーム市場の成熟があるのかも知れません。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. ファンこそプレイしてほしい「仮面ライダー」の名作ゲーム3選―初代プレイステーションからスイッチまで

    ファンこそプレイしてほしい「仮面ライダー」の名作ゲーム3選―初代プレイステーションからスイッチまで

  2. 衝撃の事実!『ポケモン』モンスターボールの誕生に隠された“ある教授の研究”とは…

    衝撃の事実!『ポケモン』モンスターボールの誕生に隠された“ある教授の研究”とは…

  3. 『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

    『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

  4. 『あつまれ どうぶつの森』マルチプレイをさらに楽しむ10のコツ! 準備しておけば一緒に遊ぶのがさらに楽しく

  5. 『ポケモンZA』DLCで参戦するかも!?ポスターに洋服、姿だけはコッソリ登場のポケモンたちをご紹介

  6. 『マリオ3』は最弱の「カエルスーツ」のみでクリアできるのか!? 特殊すぎる変身アイテムでいざ挑戦【スーパーマリオ35周年特集】

  7. 『ポケットモンスター ソード・シールド』これまでのシリーズでソード&シールドっぽい要素を探してみた

  8. 『あつ森』大型アプデを120%楽しむために“データ消去”してイチから始めてみた体験記

  9. 『ダイパリメイク』“ひでん要員”の任は解かれず!? 献身的に旅をサポートする野生のビーダルとムクホーク

  10. 【特集】『星のカービィ』インパクト大なザコキャラ10選!名前もちゃんと覚えてる?

アクセスランキングをもっと見る