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年齢制限に「禁断の果実効果」−年齢制限でゲームを禁じることが逆効果に?

米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)は、ゲームソフトのレーティングが「禁断の果実」となり逆効果であるとする調査結果を発表しました。

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米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)は、ゲームソフトのレーティングが「禁断の果実」となり逆効果であるとする調査結果を発表しました。

ゲームソフトのレーティングは暴力描写など年齢にふさわしくない内容から年少プレイヤーを守るためのもの。しかし、禁じられたものほど魅力的なのも人間心理。

年齢制限がついていることで「禁断の果実効果」が生まれゲームが魅力的になるのではないか……という仮説を実証するために調査が行われました。

調査はオランダで行われ、男女310名を7-8歳、12-13歳、16-17歳のグループに分類。「7+」「12+」「16+」「18+」のレーティングと「暴力要素あり」「暴力要素なし」の注釈を付けた架空のゲームの解説文を用意し、どのタイトルを選ぶかをチェックすることで行われました。

年齢制限と暴力要素の注釈を持ったゲームが多く選ばれ、この傾向は7-8歳の女児にさえ見られたとのこと。全ての年齢層において年齢制限ラベルと暴力要素の注釈がゲームの魅力を増すため、小児科医はこの「禁断の果実効果」に気を付けなければならない……と結論づけています。
《水口真》
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