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来なかった「春」、開発中止になったWii向けADV『Winter』―『ガイスト』のn-Space

任天堂から発売されたゲームキューブ向け『ガイスト』(日本未発売)や『コール・オブ・デューティDS』を開発した米国のn-SpaceがWii向けに開発していたものの、パブリッシャーを探すことが出来ず、開発中止になったプロジェクト、『Winter』がIGNにて公開されています。今となっては陽の目を見ることのない作品が動画などで紹介されています。

任天堂 Wii
任天堂から発売されたゲームキューブ向け『ガイスト』(日本未発売)や『コール・オブ・デューティDS』を開発した米国のn-SpaceがWii向けに開発していたものの、パブリッシャーを探すことが出来ず、開発中止になったプロジェクト、『Winter』がIGNにて公開されています。今となっては陽の目を見ることのない作品が動画などで紹介されています。

本作は謎の吹雪によって襲われたある村を舞台にした作品で、孤独に生きる少女が、様々な不思議な現象に出会うという、ホラーアドベンチャーゲームで、Wiiの性能を最大限に活かした映像も特徴になる予定だったそうです。IGNは2年前にこの作品のコンセプトを見せられ、GDCなどでもパブリッシャーを探したようですが、Wii向けの従来型のゲームでリスクを取る会社は現れなかったそうです。

ミアという少女が主人公で、凍りついてしまった村、刻一刻と気温が下がって閉ざされていく村の中でどう生き残るか、というのがコンセプトのゲームだったそうです。インタラクティブ性を重視し、Wiiリモコンを使う事で、火を起こしたり、ドアを開けたり、恐怖のクリーチャーと戦うといった操作を直感的に実現していたとのこと。

IGNでは社長のDan O'Leary氏とクリエイティブディレクターのTed Newman氏のコメントが掲載されていますが、今の時代に新規IPを立ち上げる事の難しさ、Wiiというハードに多くのパブリッシャーが持っていたイメージなど、『Winter』の不遇が述べられています。

残念ながら、冬に閉ざされてしまった本作、映像も公開されていますので、チェックしてみてください。



ただし、「今再び興味を持つパブリッシャーがいれば?」という質問に対しては、社長は、期待をしたいと述べています。リアル志向の大人向けのゲームですので、2年前よりも今のWiiの方が受け入れられ易いかもしれませんね。
《土本学》
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