この発表に先立ち、先週金曜日にEAのJohn Riccitiello氏とテイク2のStrauss Zelnick氏の両CEOは対談し、その席でテイク2の今後の発売スケジュールや財務計画が提示されたということです。この資料はNDAに基づいて提供され、Zelnick氏は「このプロセスに参加している他の企業と同様に」と述べ、EA以外の交渉相手も存在することを示唆しています。
Riccitiello氏はホリデーシーズンまでにテイク2との統合を完了させるのは不可能になったとして、TOBを終了させた上で、今後更に詳細なデューデリジェンス(資産査定)を行い、友好的に事態を進めたい意向を示しています。
EAは1株あたり25.74ドルでTOBを行ってきましたが、テイク2は一貫して自社の価値を正しく評価していないとして統合を拒否する姿勢を見せてきました。EAは一度価格の引き上げを行いましたが、買収には至りませんでした。この間に『GTA4』の大ヒットもあり、更なる価格引き上げを行った上で、友好的な買収というシナリオも考えられます。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲームビジネス アクセスランキング
-
「キミの心の応援団長」バーチャルYouTuber富士葵が込める想いとはーーキーマンインタビュー
-
ブシロード、「カードファイト!! ヴァンガード」累計出荷枚数6億突破
-
カプコン川田Pと松江氏が明かす『バイオハザード アンブレラコア』のしくじり―反省から学ぶゲーム開発
-
マリオの1コインは370万円の価値あり!? ドルより強いゲーム通貨
-
去年最も売れたソフトは?ファミ通2003年間ランキングトップ100
-
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が米国任天堂らを提訴
-
なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る
-
トレーディングカードゲーム市場、1000億円規模を突破 ― 「ヴァンガード」シェア拡大