―――こだわり/見て欲しい箇所などあったら教えてください
今回、実際に自分でもプレイしていて楽しいのは「試合」です。本来、「つくろうシリーズ」は、
「人を獲得して」⇒「まわして」⇒「試合結果で自分の努力の成果を確認する」
というのがゲームデザインの骨子にあったと思います。ですので、実際に「試合を見る」というのはあまりウエイトが高くない行為だったと思うのです。ですが、今回は、「スキル」に「状況別に発生する」ものが増え、特定状況下に、特別のスキルをもっている選手をタイミングよく起用することで
「作戦がはまった!」
と実感できる瞬間が多くなったと思います。ワイヤレス対戦をしていても、
9回裏2アウトランナー2塁。センター前ヒット!「ああ、もう終わった。サヨナラ負けだ〜」
と思った刹那、センターの選手がズームアップされて目に炎が宿り、
「レーザービーム」発動!
となり、矢のような返球が本塁にむかって飛んできて見事にホームでアウトにしてくれる!自分側で発生すればこれほどの快感はなく、逆に相手にやられたときに「くそ!そこでレーザービームかよ!!!」と叫んでしまうことでしょう(笑)
ソロプレイでも、対戦プレイでも、試合は熱く楽しむことができるはずです。そこに自分独自のスキル組み合わせ理論が重なれば、、、なおのこと楽しんでいただけると思いますよ!「おらがチーム自慢」みたいなところも「野球つく」の楽しみだと思います。それがこれまでのシリーズでは、「俺のチームの1番は○○でさ、2番は▲▲でね、3番は…」のように単にオーダーの並びを自慢しあうものであったと思います。そこに今回は、「■■っていうスキルを持った◎◎が1番でね」みたいな話を楽しむことができると思いますよ!
―――髭男爵さん/野茂英雄さんを起用された理由をそれぞれ教えてください
野茂英雄さんは、10年前、この「野球つく」シリーズの産みの親の1人といっても過言ではない方です。そして、10年たった現在も、常にフロンティアスピリッツあふれる挑戦を続けておられる方です。これ以上、今回の「野球つく」にピッタリの方はいらっしゃらないだろうと思います。おまけに、今回は、はじめて、「選手として」もゲームに登場していただけます。ぜひ、獲得して楽しんでいただけますと幸いです。
髭男爵さんに関しては、お二人の「ルネッサ〜ンス♪」という決まり台詞とキャラクタの楽しさが決め手となってご一緒にお仕事させていただきました。
「プロ野球ルネッサンス」
というこの意味ありげで特に意味のないような、でも、耳に残るフレーズというのが非常にすばらしいコピーだと思われませんか?(笑)変化、とか進化といってしまうとなんか重い感じがしますが、「ルネッサンス」ということでそれがいい感じに丸くなり、且つ、印象的になっているのではないでしょうか? そしてお二人の愉快で、豪華なキャラクタもあいまって、非常に楽しいCFに仕上がったと思います。
「挑戦」の野茂さん
「変化、進化」の髭男爵さん
これこそ、「野球つく」の目指す志のベクトルとマッチしたという感じでしょうか?ちょっと大げさかな(笑)
―――気軽に遊べるようになっているということですが、オススメのプレイスタイルなどあれば聞かせてください
「気軽」に遊んでいただける、ということですので、逆に「おススメ」とかはなく、本当に、
好きな時間に
好きな場所で
好きなだけ
楽しんでいただければいいと思います。
ロードが短い、起動が早い、しかも、DSということでスリープにさせることもできる。わずかな移動中に次の駅まで、1試合。TVを見ながら、CMの最中に次のターンまで。ナイター中継を見ながら、CMや選手交代の待ち時間に、ドラフトを進めよう。実際に球場にいって野球観戦しながら、攻守交替の待ち時間に、トレードを画策しよう。などなど、シーズンをわずかな時間にでも、少しずつ進めることができます。
もちろん、じっくり遊ぶことも可能です。ご自身のライフスタイルにマッチした「野球つくライフ」を構築していただけることこそが、もっとも「おススメ」かもしれません。
―――本作、そしてこれからの「やきゅつく」に期待している読者に一言コメントください
新しいハードでの新作を遊んでいただいて、いかがでしたでしょうか?
DSというハードの特性を活かして良化したところもあれば、逆に容量の限界などで今回は見送らざるをえないところもありました。野球ファンの皆さん、これまでの野球つくファンの皆さんからすると残念な部分もあったと思います。これまで支持してくださった皆さんのご期待にそうべく、野球ファンの琴線に触れる部分をできうる限り、実装していけるように、頭を悩ませていきたいと思います。
また、新たに今回はじめて野球つくに触れていただいた皆さんにも、更に野球の楽しさ、野球つくの面白さを実感していただくためにも、サプライズな要素や、このDSというハードでのスピーディな進行に対応したゲームデザインというものを検討していかなくてはいけないと思っています。
野球の「スポーツとしての楽しさ」
野球つくの「ゲームとしての楽しさ」
このどちらもをより多くの皆さんにお伝えしていけるように、努力していきたいと思います。このシリーズを世の中に送り出し続けていくためにも、これまでのご愛顧に加え、これまで以上のますますのご支援たまわれますよう、よろしくお願いいたします。
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