まず『シヴィライゼーション4』ですが、プレイヤーは指導者となり国を発展させて行きます。時代設定も古代から未来まで幅広いのが特徴です。基本的に、労働者を使って町を発展させ、さまざまなテクノロジーを研究しつつ、軍隊などを増産していくのは通常のRTSとそれほど変わりがなく、リアルタイム制かターン制かの違い程度しかありません。
ただ、大きく異なるのは、「勝利への道すじがいくつも枝わかれしている」という点でしょう。通常のRTS、たとえば『WC3』や、『AoE3』などでは、最終的に敵国を打ち負かすことを目的としていますが、『シヴィライゼーション4』では必須ではなく、外交的解決による勝利、文化の発展による勝利、また特異な方法として「アルファ・ケンタウリまで宇宙船を到達させること」によっても勝利を得ることが可能となっています。ゲーム自体は多彩ななテクノロジーやユニットなどがあるためかなり複雑に見えますが、なるべくプレイヤーが苦労しないよう配慮された作りになっています。操作はほぼマウスのみで行えますし、インターフェイスにも特に問題は見られません。
またチュートリアルでは、有名なゲームデザイナーであるシド・マイヤー氏自身が、プレイヤーにわかりやすく一から教えてくれます。筆者もチュートリアルから試してみましたが、マニュアルを読み進めることなく、一通りゲームを遊べました。ゲーム感覚自体は、『AoE』などのRTSに共通するところも多くあり、RTSプレイヤーならば違和感なくプレイできるでしょう。個人的にですが、チュートリアルの最中に出てきた「ボードゲーム」という表現が印象的でした。「なるほど」と思わされた感じです。
■炎と戦う変り種RTS『ファイアーキャプテン』
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