BOTとは、ゲームのキャラクターを自動で操作し、モンスターを狩り続けることを可能とした外部プログラム。高機能なものは取り締まりを回避する機能も備えており、発見が困難。一般プレイヤーを邪魔したり、想定外の額のゲームマネーを生み出すことによりゲームバランスに影響を与えるだけでなく、ゲームマネーを現金で売るRMTの温床ともなることで問題視されています。
今回の事件は、『リネージュ』韓国版でBOTを使用していたことでアカウントを停止されたプレイヤーが、措置撤回を求めて訴えを起こしていたもの。
判決では、BOTプログラムをNCソフトが定めるところの不法なプログラムと定義。これを使用したプレイヤーに対し、運営会社が警告無しにアカウントを停止することは適法であると判断を下しました。
韓国では、これまでにもBOT使用者がアカウント停止を不服とする裁判が起こっており、今回の判決は、今後の判断にも大きな影響を与えそうです。
日本でも、人の多いオンラインゲームほどBOT被害は深刻。RMTは可処分所得の少ないローティーン層に悪影響を与える側面もあり、早急な法整備が望まれるところです。
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