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【TGS2007】音と振動でレースやフライトゲームを楽しむ体感チェア「D-BOX」

TGS会場の海外パビリオンには、台湾とタイ、オーストラリアなどのゲーム関連企業のブースが何社か出展しています。このパビリオンのほぼ中央にあるカナダブースに、ひときわ目立つ展示物がありました。それがこの、「D-BOX GP-200」というゲーミングチェアです。

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TGS会場の海外パビリオンには、台湾とタイ、オーストラリアなどのゲーム関連企業のブースが何社か出展しています。このパビリオンのほぼ中央にあるカナダブースに、ひときわ目立つ展示物がありました。それがこの、「D-BOX GP-200」というゲーミングチェアです。



3面ディスプレイの前に配置された巨大なイスは、ハンドルやサラウンドスピーカーがくっついています。これだけなら昔からあったゲーミングチェアなのですが、GP-200はなんと、3本のイスの脚に小型の強力モーターが内臓されています。本製品はこの脚が特徴で、なんとゲームの動きに合わせて約4センチずつ伸縮させることができるのです。脚を伸び縮みさせるとイスが傾いたり振動するため、プレイヤーは五感でゲームを楽しめます。この脚の動きが想像以上に激しく、来場者の注目を浴びていました。

ブースで行なわれていたデモは、PCプラットフォームのオープンソースレースゲーム『R Factor』。ゲーム画面内の車が傾けばイスも傾き、壁に衝突すればイスも大きく揺れる。GP-200でプレイすると、まるで実際のレーシングカーを運転しているかのような擬似体験ができます。

GP-200を動作させるためには、ゲームをGP-200に対応させる必要があります。現在GP-200に対応しているゲームは、この他に「フライトシミュレータ」と月面走行車の2本とのこと。対アジアデモンストレーター・Ken Napp氏に話を伺ったら、「FPSもきっと楽しいですよ。歩兵が歩くシーンはGP-200の脚を歩いているようにゆっくり動かし、銃を撃つシーンはダダダダッと激しく小刻みに動かしたりね」と説明してくれました。家庭用ゲーム機への対応を尋ねてみたら、現在はGP-200がパソコンとのUSB接続にしか対応していないため、家庭用ゲーム機で動作させるのは不可能とのことでした。

しかし、映画の場合は5.1チャンネルのサラウンド信号からGP-200を動作させられるため、DVDとBlu-Rayディスクの映画ソフトでは、イスの動きを楽しめるようです。この場合は特別なDVDプレイヤーは必要なく、市販のDVD・Blue-Rayプレイヤーで対応できるとのことです。

一部のBlu-Rayディスクの盤面には、D-BOXのロゴが刻印されているんだとか。そのようなディスクでGP-200を使用すると、映画の動きとイスがピッタリと連動して動くようです


とても興味深い製品ですが、この製品の価格は約150万円!! 「とても高価だけど、どのような人が買うのか?」と質問してみたら、現在の顧客は30%が個人で70%が企業とのことでした。Ken氏は、「今日はゲームショウだからゲームのデモしか行なっていないけど、これで映画を観ても楽しいよ。妻子持ちの人が買うとき、たいていは“映画用のイス”と言って奥さんを説得してるよ。本当はゲームも遊びたいみたいだけどね」と笑いながら説明してくれました。興味と経済力のある読者は買ってみては?

カーチェイス映画とアクション映画がKen氏のお勧め。「映画館で観るよりも迫力があるよ」
《佐藤隆博》
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