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オンラインゲーム一週間『体制変更はユーザーの心を捕まえられるか』

学生から社会人まで、幅広い層がオンラインゲームを集中的にプレイできるお盆休みも過ぎ、運営会社にとっての収穫期が終わった8月第4週は、体制変更に関するニュースが発表されました。

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学生から社会人まで、幅広い層がオンラインゲームを集中的にプレイできるお盆休みも過ぎ、運営会社にとっての収穫期が終わった8月第4週は、体制変更に関するニュースが発表されました。

YNKグループは、MMORPG「Seal Online(シールオンライン)」において、韓国のGRIGON ENTERTAINMENTより開発を含む全ての権利を移管しました。そしてベルクスは、MMORPG「MicMacオンライン」において、韓国JoySpellと直接契約を交わすことで日本独自のバランス調整をスタートしました。

YNKグループは、日本仕様を提唱するMMORPG「R.O.H.A.N」に続いて2タイトル目の体制変更。ベルクスは、韓国でのサービス終了に併せての直接契約。どちらも運営と開発が連携することで、より現場の意見を反映させたアップデートを行っていこうとする試みといえるでしょう。いわばオンラインゲーム界の構造改変というわけです。

オンラインゲームの中でも、特にMMORPGは円熟期に入っており、各社共にクオリティへの模索がスタートしています。開発にお金がかかるだけでなく、プレイヤーとしては複数タイトルの掛け持ちが難しいため、関心を持ってくれた「ひとり」をガッチリと掴む必要があります。「どうすれば売れるのか」という議論が、ここ数年間で最も盛んになされている時期といえるでしょう。こうした議論がもっと早くされるべきではなかったか……という議論はさておき、「Seal Online」「R.O.H.A.N」「MicMacオンライン」のいずれも、「自分たちは何を売り、どこを楽しませようとしているのか」という基本にまで立ち返り、プレイヤーの目線になってみることが必要なのではないでしょうか。そもそも、より多いプレイヤー数、より多い収益、より高い満足度を求めるのでなければ体制変更を行う必要は無いわけであり、今後は既存の枠組みとの戦いとなることでしょう。

現状の方向性を推し進め、コア層へアピールするのが危険な道であることは、2D格闘ゲームを始めとしたいくつかのジャンルの衰退が示しています。果たしてどうすれば売れるのか。オンラインゲーム界にとってはかつてない試練の時期といえるでしょう。
《水口真》
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