DQといえば旅のスタートはやっぱり教会ですよね。僧侶さんに見送られ、街を出ます。街の一番外には門があり、そこをくぐると冒険の始まりです。今回プレイできたステージは「エルヘイムの森」という森のステージでした。プレイヤーは最初に、回復系の呪文を得意とするセティアか、攻撃系に強い王子様・ディーンのどちらかを冒険に一緒に連れて行くか選択できました。
基本的な操作をおさらいします。操作はWiiリモコンだけを使います。まず移動中は、十字キーの上もしくはBボタンで前に進み、Aも一緒に押すとダッシュします。後ろに進む場合は十字キーの下です。戦闘シーンではリモコンを振ると剣で敵を攻撃します。画面をポイントしてAボタンで盾が出て攻撃を防ぎます。リモコンを前に突き出すと剣で突きます。Aボタンでポイントしている場所をロックオンでき、敵を攻撃し易くなります。ロックオンすればかなりの精度で思った場所を切れました。
森を進んでいると敵に遭遇します。敵の出現のアニメは見ていて飽きません。横からパッと登場したり、後ろからゆっくり出たり、画面に張り付くやつもいたり、ハラハラさせてくれます。敵はこれまでのDQシリーズでお馴染みの面子が確認できました。戦闘こそこのゲームの肝でしょうか?(まあ体験版ではストーリーらしきものは全く明かされなかったのもありますが) 並んだスライムを6匹くらいまとめて切ったり、オークの攻撃を一度盾で防いでから、スキが生まれた瞬間に剣を叩き込んだり・・・コマンド入力ではない、自分が戦う感覚は痺れます。
ステージ上にも色々な仕掛けがあるようで、壺があってチェックすると「小さなメダル」が手に入ったり、道をふさぐ巨大な岩を何度も剣を入れて破壊したりです。道の分岐もあります。
戦闘は大きく変わりましたが、DQらしさは健在です。MPがMAXの時に使える強大な技や、体力が減った時の「やくそう」、他のキャラに指示を出す「さくせん」といったものはもちろんあります。スライムナイトが登場する際、ナイトが1人、スライムが2匹というケースがあります。選ばれなかったスライムは悲しそうに帰っていくのですが、そんなニヤリとするような場面も随所に散りばめられています。
トレイラーの最後は「"冒険の心"体感」という決めで終わるのですが、まさにその通りです。本気で戦ってる気分になって、思いっきり剣を振る。雑魚敵を蹴散らして、ボスには必殺技をかっこよく決める。自分の手に冒険の命運はかかっています。リモコン操作も以前の「Nintendo World 2007」のバージョンでは思うように操作できない部分も見当たりましたが、Aボタンロックを導入することで、思った通りに、華麗に剣さばきを実現できるようになりました。映像を見る限り色々なステージも用意されてそうですし、文句なしに発売日が楽しみな一作です。
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