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米ゲーム業界は5年以内に音楽業界の規模を超える?

DFC Intelligenceは拡大するゲーム業界が今後5年以内に音楽業界の規模を超えるだろうとする2つのレポートを提出しました。更に報告書は業界の規模が拡大すると同時に開発費や販売費用が増加する傾向にある事を警告してます。

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DFC Intelligenceは拡大するゲーム業界が今後5年以内に音楽業界の規模を超えるだろうとする2つのレポートを提出しました。更に報告書は業界の規模が拡大すると同時に開発費や販売費用が増加する傾向にある事を警告してます。

「The Business of Computer and Video Games 2004」の中で「ゲーム業界の売上は5年以内に音楽業界のそれを超すでしょう。多くの大人達がゲームを嗜好するようになり、世界でゲームが基本的名エンターテイメントとなりつつあります。更にオンラインでのゲーム提供といった事も現実味を帯びてきました」とDFC社長のDavid Cole氏は報告書の中で述べています。

「ゲーム業界の規模は映画業界には遠く及びません。しかしゲームの生み出す利益は大作映画のそれに匹敵します。一方、期待されるハードルの上昇、才能ある開発者の獲得、より大きなマーケティングキャンペーンが必要になる、オンラインへの対応、期待される利益の増加などはゲーム開発に必要なコストを拡大しています」

もう一方のレポート「The Impact of Licensing in Interactive Entertainment」では、他の業界からのライセンスを受けたゲームについて報告がなされています。「多くの会社は素晴らしいゲームプレイを持ったゲームよりも、安易なライセンス商品の方が効率が良いと思い始めている」と必ずしも良い話ばかりではない面を見せています。

DFCによれば現在、米国の43%の家庭にゲーム機が普及しているそうです。ただし近年のゲーム業界の拡大は新たにゲーム機を購入する家庭が増えたのではなく、既にゲーム機を持っていた家庭がより多くのゲームを楽しむようになった結果だとしています。

またDFCは今後ゲーム業界の各社がまだ成熟してない国々への進出を強めるだろうと予測しています。報告書では成熟してない市場として韓国、台湾、シンガポール、本土アジア、オーストラリア、東ヨーロッパを挙げています。
《土本学》
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