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『ピクミン2』プレイレポートGC2003

IGNに掲載されているゲームコンベンションでの『ピクミン2』の体験レポートをざっと訳してみました。国内での発売は秋頃と予想。

任天堂 ゲームキューブ
IGNに掲載されているゲームコンベンションでの『ピクミン2』の体験レポートをざっと訳してみました。国内での発売は秋頃と予想。




任天堂の期待される続編タイトルは今週ドイツのライプチヒで開催されたゲームコンベンションで最新の姿を表しました。グラフィックだけ見れば、続編と言うよりは単なる改良版のようですが、ゲームとしてあらゆる面で進化している事に疑問はありません。

任天堂はオリジナルの『ピクミン』でタイムリミットを設けてプレイヤーに時間内にミッシヨンを終えるように強いたのは誤りであったと早い時期に気付きました。それは先にどんどん進む事を強いて、ボスに備えて1つ1つのピクミンを引っこ抜くのを妨げました。更にタイムリミットは任天堂の最も基礎的な設計哲学を反していました。『マリオ64』のお城の周りを走り回ることがどれだけ愉快なことだったか覚えていますか? ピクミンを育てるのはこそれに良く似ています。しかしタイムリミットはそれを妨げました。

チャレンジモードでは時間表示はありますが、落としてしまった船のパーツを捜すのにタイムリミットはありません。この時、キャプテン・オリマーはルイージに似た助手とチームを組んで惑星の何処かに埋められているパーツ(財宝?※1)を探します。このクエストでキャプテン・オリマーと助手は虫のようなものからピクミンを食べる植物まで60種類以上の敵に遭遇します。ゲームの基本は前作から変わっておらず、アーティファクトを集めて、敵の種類に応じた色のピクミンを連れて行く事が鍵になります。

ドイツの展示会で展示された、新しい完成が近い日本語版は2人用のチャレンジモードなども遊ぶ事が出来ました。前作を思い出してもらえばチャレンジモードは単にシングルプレーヤーモードの敵が変化したバージョンかと思うかもしれませんが、『ピクミン2』では違います。現時点で30のチャレンジステージが用意されています。またそれぞれあなたが考える以上のステージです。地下空洞、溶岩洞、木製のおもちゃ箱などチャレンジステージは多彩で、通常のステージより多少小規模なステージにはごみ、キャンディー、その他のステージを解くのに重要なアイテムが置かれています。2人用では画面を分割して得たポイントで競争します。各プレーヤーはライバルより先にアーティファクトを集めて、敵のピクミンを倒す必要があります。

プレイヤーが重要なオブジェクトを手に入れた時は、地面に穴があいて地下のサブステージに行けるようになります。サブステージではなるべくピクミンを失わないようにアイテムを集めて、敵を倒しましょう。このようなステージはチャレンジステージの各ステージに1つ用意されています。

私は地下洞穴を探検していました。さびた缶と大きな鍵があったので、紫と白のピクミンに運ばさせました。もしあなたが前作のファンならばコントローラーを掴めば直ぐ操作できるでしょう。これは偉大なゲームの改良版/続編の呪いと言うべきものです。悲しいことに、同時に喜ばしいことに、あまり多くは変わりませんでした。

残念ながら『ピクミン2』は展示会で少し遊ぶ間に感覚が掴めるようなゲームではありません。ゆったりとしたペースで進むゲームプレイ、ピクミンを揃える為の長い時間、時間のかかる探検はトレードショーには向きません。しかしゲームを遊んだ30分間で、任天堂の行った変更点を伝え、好奇心をそそられるゲームだと私達が伝えられるのは幸運な事です。

『ピクミン2』はヨーロッパで11月のリリースが予定され、その年の年末に北米でも発売されるでしょう。

※1・・・原文ではtreasure
《土本学》
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